たこ焼き屋の仕事は”先読み力”がないと利益がでない

どうも、ホーリーです。
現在、たこ焼き屋を開店するためにたこ焼き屋で修行中です。
まぁ、こんなことを言っているとたこ焼き屋を馬鹿にする人がいるんですがね。
たこ焼き屋は他に仕事ができない人がやる仕事だとか。
僕はまったくそんなことはないと思うんですけど。
たこ焼き屋は結構な能力が求められる仕事だと思ってます。
やってみればわかるんですが。
本当に利益を出すたこ焼き屋を運営するには世の中でいう仕事のできる人というポジションの人だと思うんですね。
だいたい、たこ焼き屋を馬鹿にする人は店を開けば商売が成り立つと思っているんでしょうね。
自分だけの力でお金を稼いだことのない、もらうことしか考えられない人の発想です。
世の中に仕事が成り立っている以上はそれは必要だから成り立っているわけで、誰かの役に立っているから存在しています。
だからどの仕事が偉いとかそんなのはないんです。
人を不幸にする仕事があるとしたらそれは卑下する仕事かもしれませんが。。。
そんなわけで、たこ焼き屋に求められる能力の一つ、先読み力について書いていきたいと思います。
たこ焼き屋に求められる先読み力
たこ焼きもただ焼いておいておけばいいわけではありません。
だってたこ焼きって熱々で食べるのがおいしいですよね。
冷めていたら残念な気持ちになるじゃないですか。
だから基本的に焼いて冷めてしまったたこ焼きは処分です。
食材のロスになってしまいます。
このロスが多いと食材の原価率を高めてしまい、利益が減ってしまいます。
かといってお客さんが来てから焼くのではお客さんを待たせてしまうし、待つのなら買わないっていうお客さんも多いです。
確かにたこ焼きって長い時間待って買うような商品ではないですからね。
そうなるとある程度焼いておいて、すぐに提供。
待たせたとしても5分以内には提供したいところです。
利益を出すキモはここにあると思っています。
お客さんの入りを予想しながらすぐに提供できる商品と急げば5分以内に提供できる商品。
そして次の商品を作るための準備段階の材料の用意。
お客さんの入り具合に対して柔軟に対応できる段取りですね。
これが先読み力だと思うんです。
お客さんの入りっていうのは本当に予想が難しいです。
確かにイベントがあるとか事前にわかっている情報があれば予想が立てやすいですよ。
でもお客さんは気まぐれで店の前を通ったときに「あっ、たこ焼き食べたいな」って思うわけです。
その時にすぐに提供できればそのまま買ってくれる可能性が高いです。
でも、ちょっと待つとなると「待つほど食べたいわけではないな」っていう人もいるわけです。
価格帯も安いし、どちらかというとたこ焼きはおやつとか小腹が空いたときに食べるものです。
だからお客さんのタイミングに合うってすごく大事だと思うんですよね。
すぐに提供できる商品
ロスをゼロにするっていうのは不可能だと思います。
基本待ってもらうというスタイルなら大丈夫だと思うんですが、そんなことしていたら買ってくれないお客さんも多いですからね。
だからロスを最小に抑えながらすぐ出せる商品を作っておきます。
一気に来店があった場合と来店がなくても対応できる商品
そのうえで一気に混みだしたら強火で仕上げてすぐに提供できる。
もしくは来店がなくても弱火でじっくり調理しながら提供時間を遅らせられる両方の対応ができる商品を準備しておきます。
この両方の対応ができる状態の商品を作っておくことです。
この対応があることでお客さんが帰ってしまうのを極力減らすことができる。
また、お客さんの来店がなくても商品をロスにする可能性を下げることができます。
すぐに次の商品の作成に取り掛かれる準備
もしも一気に来店があり、商品が一気に売れてしまえばまた商品を焼かなければなりません。
ある程度準備ができていれば数分の時間短縮になります。
数分といってもお客さんを待たせている場合、その時間はお客さんにとっては長い時間です。
だからこそ分単位の仕事スピードが大事だと思っています。
最後に
先読み力がないとお客さんを帰してしまうかロスを増やして原価を高め、利益を圧迫するかのどちらかになります。
さらに現在やっている仕事をこなしつつ、次に何をやるか、こういう場合があったらこう対処しようとか先のことをイメージしていなければ分単位のスピードで仕事ができません。
さらにスタッフを雇って仕事を振っていくとなればもっと考える視野が大きくなります。
なかなか求められる能力は高いですよね。
今のうちにしっかり学んで実際に自分がやるときにその能力を発揮できるように頑張っていきたいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。