世の中の商品・サービスには相場ができあがっている

どうも、ホーリーです。
あなたは相場観って意識したことありますか?
車でも家でも日常の野菜や肉・魚など、すべて相場ってものがりますよね。
例えばスーパーに行ったときに今日の豚肉は安いなーと感じたり。
それって自分の中に豚肉はこのくらいの値段という相場観があるからですよね。
10万円を払う側としましょう。
10万円って結構な金額ですよね。
でも車が10万円ですって言われたらどうでしょう?
安すぎるって思いませんか?
逆にボールペンに10万円ですって言われたら?
今度は高すぎるって思いますよね。
世の中の認知されているものってある程度、価値の相場が出来上がっているんですね。
商売の基本は安く仕入れて高く売る
よく転売なんかでは安く仕入れて高く売るのが基本といわれます。
中古車などの中古商材もそうでしょう。
基本的には世の中の相場を基準基準にして販売額が決まります。
そこから会社の経費分や在庫リスクなどを計算し買い取り額が決まります。
こういう商品やモノっていうのは世の中の相場があるからそれよりも安く買い取ることができれば利益がでるというビジネスモデルですね。
需要のある商品をリサーチし、誰よりも安く買うことができればいいんです。
相場よりも安く買えるのはなぜ?
では、なぜ相場よりも安く買うことができるのでしょう?
それは人や会社の都合が関係しています。
例えば大量の在庫を抱えている。
今月末までに現金として100万円が必要な会社があったとしましょう。
この100万円が用意できなければ倒産です。
在庫を定価で販売した場合の売り上げ見込みは150万円だとします。
しかし、その会社には資金的な体力がありません。
その150万円を売り切るまで会社がもつかわからない状態。
このような状態のとき、この会社はおそらく商品から得られる利益よりもまずは手元の現金を取りますよね。
だって倒産の危機ですから。
在庫を30%OFFにして全部売れ切れば100万円が用意できます。
定価の値段が世の中の相場だとしたら30%OFFというのはかなりのお手頃観です。
相場というのは需要と供給で成り立っているんですね。
”この値段なら買おうという人”と”この値段なら売ろうという人”の接点の一番多い場所が相場となります。
つまりですね、値段を下げるということは”この値段なら買おうという人”、さらにいうと今までの値段だったら買わないけどっていう人を取り込むことができるんですね。
だから販売数が大幅に伸びるんです。
この相場っていう考え方って株の取り引きや為替取引でよく使われる言葉なんですけどね。
でも世の中をこの相場観で見ていくとなかなか面白いんですよね。
なんで値下げすれば販売数が伸びて、値上げすれば販売数が上がるかとか。
増税発表により増税前は消費が高まり、増税後は消費が減少するなど。
増税するということはお金を払う金額が増えるということですよね。
ということは増税発表により世の中の商品の相場観が高まったということです。
つまり増税前は相場よりも安く買えるという認識ができて、販売数が伸びるということになります。
今回は世の中にある一般的な商品(コモディティ商品)についての相場観を見ていきました。
世の中の多くの商品はこの相場観の中で戦っているんですね。
だから勝負の仕方が値下げの勝負になってしまうんです。
他と一緒なんだからそれは安いところで買いたいというのが普通ですしね。
相場観の壁を打ち破るために
では価格での勝負にならないためにはどうするのか?
それは他とは違うと思われることです。
そして選ばれる理由があるということですね。
お客さんがなぜ自分の商品を選ぶ必要があるのか?
これをまずは説明できる必要がありますね。
まずは自社の商品・サービスについてこのことを問いかけてみたらどうでしょうか?
最後に
これだけモノやサービスがあふれている時代ではほかの人と同じでは見向きもされません。
モノを買う人、サービスを受ける人の言葉にできない声を言語化する必要があります。
そうそう、これが必要だった、これが言いたかったと思われることですね。
そのためにも観察力と言語化能力を磨いていきたいですね。
今回もお読みいただきありがとうございました。