行列は集客に効果的 行列がお客さんを呼び込む

どうも、ホーリーです。
今はたこ焼き屋で働いていますが気づくことがあります。
それはお客さんの一人がたこ焼きが焼けるのを待ちだすとそのあとにすぐ行列ができるんです。
行列がお客さんを行列に並ばせているという効果を感じるんです。
本当、見事にその傾向があるのでおもしろいなーと見ているんですね。
そこでなぜ行列がお客さんを呼ぶのかを考えてみたいと思います。
バンドワゴン効果
ちなみにこのように行列に並びたくなることをバンドワゴン効果というようです。
wikipediaではバンドワゴン効果をこのように説明しています。
多数がある選択肢を選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。
出店:wikipedia
なぜ、行列がお客さんを呼ぶ効果が起こるのか?
なぜ、人は行列を見ると並びたくなるのか考えてみたいと思います。
人は何かを選ぶときに自分で選択することを面倒くさがっていると思います。
今日は何を食べようかなと考えるとします。
しかしなんでもいいと思う人が大半だと思うのです。
なんでもいいのだから誰かに決めてもらうのが楽なんです。
その心理状態のときに行列の出来ているお店が見えたらどう思うでしょうか?
食べるものは何でもいい。
でもおなかは空いてきた。
お金を出して食事をするんです。
どうせならおいしいものを食べたいと思いませんか?
行列を見たらどう思いますかね?
もしかしておいしいからこんなに行列ができているのかもって思いませんか?
行列は自分以外の第三者の評価ですからね。
口コミって気になりませんか?
どこかのお店に行く前にまず口コミを見ていくか決める。
そんな経験ありますよね?
行列にはそれと似た効果があると思うんですよ。
たこ焼き屋でのバンドワゴン効果の事例
たこ焼きはネタを入れるところから焼けるまでにだいたい15分~20分くらいです。
中にはこの時間を並んで待ってくれるお客さんもいます。
込み合う時間は焼き台を複数使い、交互に焼きあがるようにしてなるべく待ち時間を減らす工夫がされていますが、突然の行列の先頭の方には待ってもらうしかありません。
僕が最近思うのはこの状態の最初に待ってくれるお客さんが一番大事だと思います。
だいたい、この時点で待ってくれるお客さんの後には行列ができるんですね。
お客さんが並んでくれることで行列となり、その行列がお客さんを呼んでくれているんです。
これは新たな発見でしたね。
そしてよく観察していると、お客さんは待っている間、たこ焼きを焼いている焼き台を見ています。
このたこ焼きが焼きあがるまでの過程を見ながら待つ。
そして数分待って手に入れた熱々のたこ焼き。
できるまでのストーリー。
これらは一種のエンターテイメント性をもつのではないかと考えています。
もちろん、並ばずにすぐに提供できるのがベストだと思いますよ。
でも、すぐに手に入らないというところに手に入れることの希少性が生まれるのではないでしょうか。
そして何よりも行列は繁盛している感を出します。
人はどうせなら繁盛しているところから買いたいと思うものです。
あなたもそうじゃなりませんか?
このようなお客さんの心理が働き行列がお客さんを呼んでいると思われます。
最後に
お客さんが欲しいものを早く提供するというサービスは便利です。
でもこれは裏を返せばサービスや商品を手に入れた時のありがたみは薄いでしょう。
僕はここに価値提供の一つの方法として手に入りにくいという価値もありだなと思いました。
お客さんが早くほしい、待ち遠しいという演出を用意し、待ちかねてやっと手に入れることができた。
そういう喜びを感じられる工夫ですね。
今の時代は望みさえすれば、お金さえ出せばすぐに手に入れることができることが多いです。
そんな中で逆転の発想、手に入れることが難しい商品・サービスもありだなって思うんですよね。
ニーズを満たすだけではそれだけの価値です。
ニーズに希少性とニーズ増大の演出を加えれば価値はさらに大きくなりますね。
便利な世の中だからこそ、便利なだけでは差別化はできませんしね。
今回もお読みいただきありがとうございました。